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四股(しこ)は、片足を高く上げて力強く踏み下ろす動作で、相撲の基本動作のひとつです。稽古や土俵入りで行われるこの所作には、体力づくり以上の神聖な意味が込められています。
日本では古来より、地震や災害は地の神の怒りと考えられてきました。 四股を踏むことで、地面を踏みしめ、神の怒りを鎮めるという祈りの意味が込められています。
・土俵は神聖な場とされている
・力士が大地に敬意を表す儀式としての意味がある
・自然との調和を願う所作でもある
四股の踏み下ろしは、邪気や穢れを地に叩きつけて祓う動作とされています。 神道では「祓い」が重要な概念であり、四股はその象徴的な動きです。
・力士自身の身を清めるための所作
・土俵という神聖な場を浄化する意味がある
・神を迎える準備としての役割も果たす
横綱が土俵入りの際に締める白い綱は、精麻(せいま)という神聖な繊維で作られています。 精麻は大麻草の靱皮繊維を精製したもので、古来より神道の儀式や神具に使われてきました。
・精麻は穢れを祓い、場を清める力があるとされる
・横綱の綱はしめ縄と同じ意味を持ち、神の依り代としての象徴
・※綱打ち式という儀式で精麻を使って綱が編まれ、神聖な力士の証として授けられる
相撲はもともと※五穀豊穣を祈る神事として始まりました。 土俵入りはその名残であり、横綱は神の依り代として、神聖な儀式を担っています。
・土俵入りは神と人をつなぐ儀式の一部
・横綱の所作には日本の伝統と祈りが込められている
四股は、ただの稽古ではありません。 それは大地を鎮め、邪気を祓い、神を迎えるための神聖な所作です。 そして、精麻で作られた横綱の綱は、神と人をつなぐしめ縄としての役割を果たしています。 力士が土俵で踏みしめる一歩一歩には、日本の伝統と祈りが宿り、そして横綱の所作すべてが、神聖な意味を持っているのです。
※綱打ち式(つなうちしき)とは、横綱が土俵入りで締める神聖な綱を編む儀式のことです。新横綱の誕生時などに行われ、力士たちが協力して精麻を使って綱を作ります。
※五穀豊穣(ごこくほうじょう)とは、五つの主要な穀物が豊かに実り、農作物がたくさん収穫できることを願う言葉です。古代から日本の農耕文化に深く根付いた祈りの表現です。